Twitch配信用OBSマイク設定

配信環境の2M先に小鳥がいる特殊環境の話。

使用機材

  • メインマイク:TKGOU ME63S-C
  • 鳥用マイク:Razer Seiren V3 Mini
  • 配信ソフト:OBS Studio
  • 鳥用マイクはUSBでPCへ直接接続

鳥用マイクの配置

  • リリとまめのケージ間に設置
  • ケージからマイクまでの距離:約5cm
  • マイク正面を対象の鳥へ向ける
  • マイクの角度:約40度
  • 自身はマイクの真正面や完全な真後ろではなく、斜め後方に位置する
  • スーパーカーディオイドの収音特性を利用し、自身の声とキーボード音を抑える
  • 鳥に近いため、ステータスLEDが気になる場合は黒いビニールテープなどで遮光する

鳥用マイクのフィルタ順

OBSでは上から順番に音声処理される。

  1. エキスパンダー
  2. コンプレッサー
  3. リミッター

鳥の声を不自然に加工する可能性があるため、現時点では「ノイズ抑制」と「ノイズゲート」は使用しない。

鳥用マイク:エキスパンダー

  • しきい値:-39 dB
  • 比率:4:1
  • アタックタイム:5 ms
  • リリースタイム:120 ms
  • 出力ゲイン:0 dB
  • 検出方式:既定値

目的:

  • 鳥の鳴き声はそのまま通す
  • 自身の通常の話し声を抑える
  • キーボード音など、小さな不要音を抑える
  • ノイズゲートのように完全遮断せず、自然に音量を下げる

鳥用マイク:コンプレッサーによるダッキング

コンプレッサーは鳥用マイク側に設定する。

  • 比率:6:1
  • しきい値:-32 dB
  • アタックタイム:10 ms
  • リリースタイム:250 ms
  • 出力ゲイン:0 dB
  • サイドチェイン/ダッキングソース:メインマイク(TKGOU ME63S-C)

目的:

  • 鳥だけが鳴いているときは鳥用マイクの音量を維持する
  • 自身が話したときだけ鳥用マイクの音量を下げる
  • 自身の声がメインマイクと鳥用マイクの両方へ入り、二重に聞こえることを防ぐ
  • 大きな声が鳥用マイクへ入った場合も目立ちにくくする

調整するときの目安:

  • ダッキングが弱い場合:しきい値を-35 dB方向へ下げる
  • ダッキングが強すぎる場合:しきい値を-28 dB方向へ上げる
  • 声を出した瞬間の変化が急すぎる場合:アタックタイムを15 ms程度へ伸ばす
  • 鳥マイクの音量が戻るのが遅い場合:リリースタイムを180 ms程度へ短くする
  • 鳥マイクの音量が頻繁に上下する場合:リリースタイムを300 ms程度へ伸ばす

鳥用マイク:リミッター

  • しきい値:-6 dB
  • リリースタイム:60 ms

目的:

  • 鳥が突然大きな声で鳴いたときの音割れを防ぐ
  • 鳥用マイクの最終的な音量上限を設定する

鳥用マイクの確認結果

フィルタ設定前:

  • 鳥の鳴き声:約-30 dB
  • 自身の通常の話し声:約-45 dB
  • キーボード音:約-45 dB

エキスパンダー設定後:

  • 鳥の鳴き声:約-30 dBを維持
  • キーボード音:ほぼ完全に聞こえなくなった
  • 自身の通常の話し声:問題にならない程度まで低下
  • 自身の大きな声:約-36 dBで鳥用マイクに入る

ダッキング設定後:

  • 自身が話していないときは、鳥の声を通常どおり収音
  • 自身が話したときは、鳥用マイクの音量が自動的に下がる
  • メインマイクと鳥用マイクによる声の二重収音が軽減された
  • 現時点では実用上かなり良好な状態

メインマイクのフィルタ順

メインマイクでは、次の順番を基本とする。

  1. ノイズ抑制
  2. エキスパンダー
  3. コンプレッサー
  4. リミッター

メインマイク:各フィルタの役割

ノイズ抑制

  • エアコンやPCファンなど、継続的に発生する背景ノイズを減らす
  • 強く設定しすぎると声がこもったり、不自然になったりするため注意する
  • 部屋が十分静かな場合は使用しない選択肢もある

エキスパンダー

  • 話していないときの小さな環境音やキーボード音を下げる
  • ノイズゲートより自然に音量を変化させる
  • 声の語頭や小さな発声が消えない範囲で調整する

コンプレッサー

  • 普通の声と大きな声の音量差を小さくする
  • 配信中の声量を聞き取りやすい範囲へ整える
  • 強くかけすぎると息遣いや背景音まで目立つため注意する

リミッター

  • 急な大声や叫び声による音割れを防ぐ
  • フィルタの最後に配置し、最終的な音量上限を設定する

今後の調整方針

  • 実際の配信アーカイブをイヤホンまたはヘッドホンで確認する
  • 鳥の声が小さい場合でも、最初からマイク全体の音量を大きく上げすぎない
  • 配信者の声が二重に聞こえる場合は、鳥用マイクのダッキングを少し強くする
  • 鳥の小さな声が欠ける場合は、エキスパンダーのしきい値を少し下げる
  • 鳥が鳴いた直後に音が不自然に途切れる場合は、エキスパンダーのリリースタイムを伸ばす
  • 自身の発声中に鳥の声まで完全に消える場合は、ダッキングを少し弱くする
  • 数値だけで判断せず、実際の配信で自然に聞こえるかを優先する